長さ297m、高さ54mの、日本有数の長さを誇る鉄線の吊り橋で、上野地と対岸の谷瀬とを結んでいます。周囲には山々がそびえ立ち、眼下には十津川（熊野川）が流れる絶景の中、中央部に敷いた幅約80cmの板の上を歩いて渡ることができます。板の両脇は網になっており、眼下を望むことができるため、空中を散歩している気分を味わうことができます。もともとは1954年（昭和29年）に谷瀬地区住民らの出資により建設された生活用吊り橋ですが、渡る時にスリルを味わえることから人気を呼び、現在では十津川を代表する観光スポットとなっています。ゴールデンウィークとお盆期間中は、一方通行規制が行われます。また8月4日には、「橋の日」にちなんで橋上で和太鼓を叩く揺れ太鼓が催されます。
付近には民宿や土産物店などがあり、橋下の河原にはオートキャンプ場もあります。